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地域文化SDGs賞

ろうそくの「いのち」をつなぎあたたかい「こころ」を届ける

団体概要

団体名
西宮市立山口中学校「生徒会」
活動期間
2023年8月〜(年30回)
継続予定
8年〜
構成人数
中学生399名・大人50名
SDGsテーマ
6434本の再生ろうそく
中学生が協力して再生ろうそくをつくる様子

選考委員からのメッセージ

再生ろうそくを作る事で、阪神淡路大震災を知らない年代の人達が、震災を思い学び防災意識を持つ事は大切です。この活動が色々な形で広がり、継続する事を期待しています。

誰かの祈りのために灯されたろうそくが再び命の灯となる。兵庫から東北へ、そして能登へも希望の光を届けてほしいです。

活動内容

震災復興を祈念し廃棄されるろうそくを再生

 山口中学校の「再生ろうそくづくり」は、学校と家庭と地域社会の連携により、中学校から近隣の小学校へ、そして兵庫から岩手へとひろがりを見せました。生徒会では、全校生徒へよびかけをして、ろうそくを再生する活動をおこないました。阪神・淡路大震災の犠牲者6434人と同じ数の6434本のろうそくを再生しました。短いろうそくや折れたろうそくなど廃棄されるろうそくを回収しました。回収したろうそくを溶かし、芯を取り除いた後、塩化ビニル製の型に流し込み、常温で冷まして固めました。
 6434本のろうそくをつくり、兵庫県伊丹市昆陽池公園で犠牲者を追悼するために、近隣の山口小学校や北六甲台小学校に依頼し、小学生にも再生ろうそくづくりを手伝ってもらいました。小学生と中学生が地域の方々と協力して、心を込めて、再生ろうそくづくりに取り組みました。できあがった再生ろうそくに、小学生や中学生が追悼のメッセージを書きました。阪神・淡路大震災が発生した1月17日に合わせて、追悼行事の中で、6434本のろうそくに献灯しました。
 毎年、全国各地で地震が発生し、被害がひろがる中で、復興を祈念して、再生ろうそくを送る取り組みを始めました。東日本大震災の被害を受けた岩手県の野田村立野田中学校との交流を進めています。再生ろうそくを送り、追悼や復興のために活用する取り組みをおこなっています。阪神・淡路大震災の発生時には、全国からあたたかいご支援をいただきました。その教訓を受け継ぎ、今後も全国の被災地への復興支援に取り組みます。
 毎年、1月17日に6434本の再生ろうそくを献灯します。ろうそくから発せられる希望の光が被災地の人の心を明るくするとともに未来を明るいものにしています。
 「ありがとう、心から兵庫から」という気持ちで、これからも「再生ろうそくづくり」の取り組みを継続します。ろうそくの「いのち」をつなぎ、あたたかい「こころ」を届けます。希望の光はきっと未来に届くことを信じて。

活動をはじめたきっかけ

地域の方々からの協力

 山口中学校では、生徒会が中心となって、1月17日の震災追悼行事に向けて6434本の再生ろうそくづくりをおこなっています。活動を始めたきっかけは、地域の方々から折れたろうそくや短くなったろうそくをいただき、再生して利用できないかと考えたことです。地域の方々と協力して、再生ろうそくをつくり、メッセージを書いて震災復興支援に役立てています。「こまったときは、おたがいさま」という気持ちで、全国へ希望の光を届けます。

活動を通して学んだことや感じたこと

互いに助け合い、地域とともにある学校に

「再生ろうそく」をつくる取り組みは、ろうそくのいのちをつなぐ取り組みです。折れたり、短くなったりして、使えなくなったろうそくでも、たくさん集めて、溶かして固めると再び使えるようになります。そして、再生したろうそくにメッセージを書いて、震災で犠牲になった方々に祈りを届けます。日本全国で発生する地震で被災された方々へ再生ろうそくを送り、希望の光を届けます。
 また、「再生ろうそく」づくりは、地域の方々や保護者の方々の協力のもと、生徒と教職員が心を込めて取り組む活動です。この活動を通して、「地域とともにある学校」をこれからも発展させていきたいと思うようになりました。
 30年前の教訓を忘れず、お互いに助け合い、いのちを大切にする取り組みを今後も進めていきたいです。

活動継続のためにしている工夫

地域や他校との連携を深める

 今後も活動を継続させ、発展させていくために、地域や他校との連携を深めていきたいです。現在は保護者や地域の方々にご協力をいただいて、「再生ろうそく」をつくる環境を整備していただいています。
 また、再生ろうそくにメッセージを書くときに、近隣の小学校や中学校に依頼して協力してもらっています。今後は、近隣の幼稚園や保育所、高齢者施設などと連携して、再生ろうそくの活用をひろげるとともに交流を深めながら、震災の教訓を受け継いでいきたいです。
 全国各地で発生した地震で被災された方々へ「再生ろうそく」を送り、希望を持って生きていける社会を創造します。持続可能な社会とは、人と人がつながり、明るく希望を持って生きる社会のことです。
 今後もSDGsの早期達成と持続可能で幸せな社会の実現に貢献します。

メッセージ入りの再生ろうそく
阪神・淡路大震災の追悼行事で献灯する様子

活動略歴

2023年8月
生徒会で再生ろうそくをつくる
2024年1月
再生ろうそくにメッセージを書く
2024年3月
阪神・淡路大震災の追悼行事で献灯する
2024年5月
岩手県野田村中学校に再生ろうそくを送る
2024年8月
東日本大震災の追悼行事で献灯する
2025年1月
地域の小学生と協力して再生ろうそくをつくる
生徒会で再生ろうそくをつくる
再生ろうそくにメッセージを書く
阪神・淡路大震災の追悼行事で献灯する